法律の専門家に相談する

法テラスに借金の相談に行くのは便利なのですが、たいていは都道府県の県(都・道・府)庁所在地にしかないのでやや不便です。また、土日は閉まっているので自分の仕事と折り合いがつかないこともあります。

そこで、弁護士や司法書士、いわば法律の専門家に相談することも1つの方法としてご紹介します。最近は、弁護士事務所や司法書士事務所が地方でも出張相談会を行っています。相談だけなら無料です。

参照[無料で借金返済の相談ができるアディーレ法律事務所

専門家に相談することのメリットは、契約書などの書類がなくても手続きをしてくれるところです。契約書がない場合、自力で手続きしようとするとかなり労力と時間を要します。平日に動くこともありますので仕事を休まなければならないときもあります。借金をしているという事情はあまり回りには知られたくないものですよね。ですから平日にはあまり動くのは避けたいです。

専門家に依頼すると手続きを全部やってくれます。一度相談すればその後は心配ありません。もっとも、謝金・手数料は発生しますが、自分ですべてやったときの労力を鑑みて判断してもいいでしょう。謝金は過払い金で相殺するので手出しの現金は必要ありません。

借金の過払い金は自力で手続きする場合、専門家に依頼する場合があり、どちらもメリット・デメリットはありますが、自分に負担のかからない方法を選んでください。

過払金請求をするには

借金の支払い中、または借金の完済後10年以内、そしてグレーゾーンの利息で契約していたなら過払い金請求は誰でも行うことができます。ご自分の借金の内容をまず確認してください。

上記の条件をクリアしていたら過払い金請求をしてみましょう。借り入れ時の契約書があれば、ご自分で業者と交渉することができます。「そんなこといっても何年の前の契約書なんか行方不明になってしまった」という方もいらっしゃるでしょう。その場合も何も心配することはありません。そんなときは「法テラスにご相談に行ってみてください。

法テラスは「日本司法支援センター」といい、国が設立した機関です。借金で困ったときに相談に乗ってくれますし、過払い金請求については弁護士や司法書士といった専門家を紹介してくれます。またそういった専門家に依頼する場合、依頼料がすぐには払えない場合は一時的に立替もしてくれます。

法テラスは全国の自治体にあります。それぞれの法テラスが法律関係の情報の共有をしていますので、相談者のさまざまなケースに対応できます。一人で悩んでいるよりもまずは法テラスに出かけてみてください。相談は無料ですので、まずは事情を話すだけでもいいでしょう。

借金の過払い金請求とは?

「借金の返済ができない」「借金の返済額が多すぎて生活ができない」、そんな声をよく聞きます。借金で苦しむ理由のひとつに「金利の高さ」があります。元金自体はそんなに高額ではありませんが、高利の利息がつくと元金がなかなか減りません。そのうちに多重債務に陥り自転車操業で返し続ける人もいるのです。平成22年に「貸金業法」が改定されるまでは、貸金業者がお金を貸すときの金利は、実は「利息制限法」と「出資法」の二本立てで設定されていました。

利息制限法では業者が客にお金を貸すときは金利を15~20%にしなければならないのですが、出資法では29.2%まで可能になっているのです。業者は客にお金を貸すことを「出資する」と解釈して企業や自営業者ではない一般の客に19.2%の利息を課していました。

さらに、貸金業法が改正される前は、業者はこの利息制限法で決められた15~20%を下限、出資法で決められた29.2%を上限とした範囲内で自由に金利を決めていたのです。この下限と上限の間がいわゆる「グレーゾーン」と言われているものです。グレーゾーンというのも名前ばかりで、実際は29.2%の利息をつけていた業者はかなりいたのです。

平成22年に「改正貸金業法」で、グレーゾーンの金利を違法としたので、本来払わなくてもいい利息、「過払い利息」が発生します。業者は利用者の請求があれば、これを返還しなければなりません。グレーゾーン時代に借金をした方は過払い金が発生する方は多いはずですが、どうやって請求すればいいかわからない方もいらっしゃるかもしれません。
この記事では、「過払い金請求」についてご説明いたします。